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秒速5センチメートル 
2008/05/23 /01:01
最近観たDVDたち
 『秒速5センチメートル』
新海誠監督/遠野貴樹(水橋研二)/篠原明里(近藤好美)/済田花苗(花村怜美)
5cm.jpg
久しぶりにアニメ♪まずはタイトルが気に入って。
リアルでありながらファンタジーな背景、風景が絶品。空気を感じとれる。
人物の独特の塗りや、やわらかさ、光の表現。声優さんの声が滅茶苦茶良いです。
主人公や、そこに絡むヒロインの心理描写がとても細やかで、全編とおして「切ない」です。
そのどれもお気に入りですが、個人的にはモノローグがパーフェクトに好みでした。

第一話 『桜花抄』
小学生の遠野貴樹、篠原明里、桜満開の下「また来年も」ささやかな”二人”の約束。
でもそれは果たされず、篠原明里は”いざと言う時には汽車で行ける場所”へ転校してしまう。
中学に上がり手紙のやりとりは続くも、今度は遠野貴樹が更に遠方鹿児島へ行く事に。
遠く離れてしまう前に「会いたい明里に。。。」そして約束。喜ぶ明里。
だがその日は記録的な大雪。
明里の近くの駅 19:00待ち合わせ。立ち往生を繰り返す列車。
初めて乗る列車、孤独と不安、空腹と寒さ、苛立ちと焦り。時刻はすでに20:54。
 『時間は、はっきりと悪意をもって僕の上をゆっくりと流れていった。
 僕はキツク歯を食いしばり、ただとにかく泣かないように耐えているしかなかった』

 「明里どうか。。。。もう。。。家に帰っていてくれればいいのに」
23:15駅着。外は積雪。ホームに人の影など1人も無い。諦めながらも歩を進めるしかない。
待合室にはストーブが焚かれていた。その先には人影が一つ。
気配に気づく人影、貴樹の姿を確認した瞬間心が溢れる明里。無言で貴樹のコートを引き寄せる。大粒の涙がこぼれた。彼女も心配で不安で同じく耐え難い1人の時間を過ごしていたのだ。

  
雪の中歩く二人。春に桜咲かせる大樹の前。初めての口づけ。
『その瞬間”永遠”とか”心”とか”魂”とか言うものがどこにあるのか解った気がした。
13年間生きてきた全てを分かち合えたように僕は思い、それから次の瞬間たまらなく悲しくなった。
明里のぬくもりを、その魂をどうあつかえば良いのか、どこにもってゆけば良いのか、それが僕にはわからなかったからだ。
僕たちは、この先もずっと一緒にいられる事は出来ないとはっきりわかった。
僕たちの前には、いまだ巨大すぎる人生が。。。。茫漠とした時間が。。。。どうしようもなく横たわっていた。
でも僕を捕らえたその不安はやがて、緩やかに解けてゆき、あとには明里のやわらかな唇だけが残っていた』

別れの朝、明里は力を振り絞り告げる「大丈夫だから。。。貴樹くんならきっと大丈夫だからっっ」
彼へなのか、自分へなのか、恐らく自身にすらわからない。別れ。。。。。




第二話 『COSMONAUTーコスモナウトー』
鹿児島、種子島。ロケット打ち上げが進められていた。
転校した先では弓道部の貴樹。
貴樹に密かに想いをよせる同級生ボード乗りの少女、澄田花苗。
同級生でありながら、唯一の接点(?)は下校時間。学校駐輪所。
『それは本当に想像を絶するくらい孤独な旅であるはずだ。
本当の暗闇の中をただひたむきに、一つの水素原子にさえ滅多に出会う事無く、ただただ深淵に有るはずと信じる世界の秘密に近づきたい一心で、僕たちはそうやってどこまで行くのだろう
どこまで 行けるのだろう』

出す事もないメールを打つ癖がついてしまった。もがき迷いながらも”出来る事をするしか無い”と花苗に話す貴樹。

『必死にただ闇雲に手を伸ばして、あんなに大きな塊を打ち上げて、気の遠くなる暗い向こうに有る”なにか”を見つめて。。。。。。。。。。。。
遠野くんが他の人と違って見える理由が、少しだけわかった気がした、そして同時に遠野くんが私を見てなんかいないんだと言う事に私ははっきり気がついた。
だから、その日私は遠野くんに何も言えなかった』

心が近づいたと思った瞬間、貴樹は別の何かを見ている事に気がついてしまう。
伝えたい想いを抱えながら、飲み込んでしまうしかない花苗。
確実に何かが有ったはずの時間に、思いは閉じ込められてしまう。。。片思い。切ないだけではなく今回は前向な余韻が残ります。だが貴樹は。。。。。。。



第三話 『秒速5センチメートル』
「秒速5センチメートルで散るんだって。。。桜」小学生の明里の言葉。
彼の地の踏み切りで、すれ違う成長した二人。
『今 振り返れば、きっとあの人(明里)も振り返ると強く感じた』
振り返る貴樹。そこへ列車が通過する。
大人になり、故郷で生活をしている貴樹。仕事、生活に忙殺されてゆく。

『ただ生活しているだけで悲しみやそこここに積もる。
日に干したシーツにも、洗面所の歯ブラシにも、携帯電話の履歴にも。。。。。。。。。

”あなたの事は今でも好きです”
三年間付き合った女性のメールにそう書いてあった。
”でも私たちは1000回もメールをやり取りしても、多分心は1センチくらいしか近づけませんでした”。。。。と
この数年間兎に角前に進みたくて、届かないものに手を触れたくて、それが具体的に何を指すのかも、ほとんど脅迫的とも言える、その思いがどこから湧いて来るのかもわからず、僕はただ働き続け、気がつけば日々弾力を失ってゆく心がひたすら辛かった。
そして、ある朝かつてあれほどまでに真剣で、切実だった思いが綺麗に失われている事に僕は気づき ”もう限界だと”知ったとき。。。。。。。会社を辞めた』


山崎まさよし氏の『One more time,One more chance』 と共に、コレまでの彼と彼女の時間が切り取られながら、同調してゆく。
正直日月は ココで思いっきり泣きました(苦笑)
第三話は、はっきり言って、切なく、残念です、が逆にリアリティを感じます。
女性の方が本当に現実主義。
小学生の時から思い続けている貴樹が、異常か?と言うツッコミもあるかも知れないですけど。
『半身』を感じた相手との出会いが中学生の時だっただけ。
あまりに強烈なインパクトをもってしまったがために、引きずってしまう。自分は何だか納得しました。
脅迫観念、呪縛に近い、強い想いから、もがき苦しみ、抵抗をはかりつつも、捨て去りたくない矛盾。
とても人間的で好きでした。
開放(?)された貴樹の表情がすがすがしくて、残念だったけど。。。良かったね。。。どうか幸せに。。。と心の底から思いました。大好きな作品です



貴樹くん「オパビニア」 明里「ハルゲニア」でした 日月は「アノマロカリス」が大好きです♪♪
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