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映画『砂時計』 
2008/05/01 /00:44
映画・砂時計
60話のドラマを2時間に凝縮するのだから、ダイジェストになるのは当たり前。
話だけなら、想像通りの展開、斬新さは無い。むしろご都合主義かもと言ってもいいくらい。(失礼)
それでもドラマにドップリはまれたのは、魅力的な登場人物、感情の微妙な表現、間、空気観。スタッフによる愛情溢れた、丁寧な作りに共感、感動したからだ。
。。。なので『あえて2時間の映画にする必要はあるのか?』と観賞前から疑問でした。
それでも、観賞したのは『好きな作品』の行方と、映画的表現ならどうなのか?が気になったから。
正直期待よりも、不安の方が勝っていました。

では以下は感想。ネタバレ かなり有ります ので、観賞前の方は回れ右して下さいね。
観客は、恋人同士、年配ご夫人同士、娘有りの親子、男3人組。。とかなり幅広い層でした。
ドラマ『砂時計』大好きの自分には、
●「あ~ここのエピソード削られてる」「わぁここもっっ!!ええぇ~これ無いと絆が深まらないんじゃない?」
 「藤くん眼鏡男子じゃないじゃん!!!」(←ここは大事っっ)とか
●「四人は絆の深い幼馴染なんだけど、仲良しにさえ見えないよねー」とか
●大悟と杏、いきなり両想い?心のふれる瞬間、なぜ大切な人なのか?は説明無しですか?とか
正直、はじまってからず~と眠りに落ちそうでした(いや2,3回落ちました)
中途半端な共感で、感情移入が全く出来ず、悲しくて退席しようかと思いました(苦笑)
そう思った瞬間から、”ドラマとは別物”、『映画・砂時計』として気持ちを切り替える事にした。
 それを踏まえた上で。。。。展開が早すぎる。大人時代と子供時代を必要以上に行き来するのがうっとうしかった。
杏のトラウマが執拗に描かれすぎてて、暗いし、重いし、怖かった。心の中で「まずは心療内科に行って欲しい」と思ってしまった。
しつこく登場する”水滴”あれは何?血?それとも心の琴線?
二人キスさせすぎ!あんなんじゃ、初H後は。。。とかリリカルな雰囲気が台無しです
藤くんと椎香ちゃんの存在感無し!!
なぜ母美和子(戸田菜穂)が追い詰められ、死をえらんだのかが描かれていない。
なぜ父水瀬正弘(風間トオル)が二人を捨てたのか。
砂時計初体験の人、どんだけ理解出来てるのか、とても不安でした。

大切な人達を知らず知らずのうちに、傷つけてしまう「怖い。。自分の弱さがいつか大悟をつぶしてしまう」そう心の闇に囚われ、大悟に別れを告げる杏。
「こがな終わり方するために、お前を好きになったんじゃないっっ」お互いかけがえのない存在と知りながら、二人は別れてしまう。作中初めて、心が(少し)動くシーンでした。
隣の女の子はここで号泣。(いや、ここからず~とすすり泣いていらっしゃいました)
自分は残念ながら、そこまで感情移入しきれず「世代の違い?」とかちょっと切なくなった。

光りの使い方が上手いと思いました。
部屋の明かり、自然光が画面全体を、ふんわり、やわらかい雰囲気を演出しています。
風が吹き抜ける、嵐を予兆させる木立のざわめき。
自然豊かな、島根の風景。海、砂、森、駅、秘密基地どれも素晴らしかった。
村の青年団(?)が母の訃報を知れせるシーンは、「死神」を思わせる、その後大切な心の闇を表現する怖くて良い演出でした。

少女時代杏(夏帆)、コメディ(?)系よりシリアスな感情表現が秀逸。そのおかげで、大人の杏(松下奈緒)が綺麗なだけの暗い人と言う印象に、完全に主人公は夏帆の方でした。
少年時代大悟(池松壮亮)も声質の助けもあってか、方言が素敵に聞こえ、良い感じでした。
二人の演技はとても良かったと思います。瑞々しい思春期が上手く表現されていました。
大人時代大悟(井坂俊哉)も全体の雰囲気では”大きな、男らしい人”と言う印象で、ある意味ぴったりだったと思います。そう言う意味ではセリフ少なくて正解だったかと。。。
死にかける杏を背負い、左手で傷口をおさえつつ、必至に助けようとする姿が、非常に好きでした。
生還した杏に「そげに自分が嫌いかぁ!!」「美和子の時に言っちゃいかん言われていたけど、ばぁちゃんにはこれしか言えん!しゃんとせぇ」必至に訴えるおばあちゃん(藤村志保)。上手すぎる。(全てかっさらっていった気もしますが)このシーンが無かったら、正直自分は、この映画『駄作』決定でした。

『いきものがかり』の曲よかったですね~♪
でも『柴咲コウ』も捨てがたい(ドラマの方の主題歌)
仁摩サンドミュージアム・巨大な一年計。素晴らしい、新しい時を刻む、その場に自分も行きたい。やっぱり大晦日ですかね?
最後のシーン、大悟が新しい砂時計を手渡します。プロポーズ的シーン「今度は俺を幸せにして」「え?」「自信ないか?隣で笑っていてくれればいいんだけど」「。。。。まかせて」そして繋がれる手。

自然体の自分、有りのままの自分を受け入れてくれる相手と出会えた奇跡、その横で笑える幸せ。
存在意義や理由を見失う、そんな時支えてくれる無償の愛。差し伸べられる手。
父は「二人を守るために離婚をした」
母は「精一杯の愛を残していった」そんな不器用な愛情を受け止めやっと呪縛から解き放たれる。
今度は、彼女が手を差し伸べる番。「ほら、過去が未来になったよ」二人の時間が刻まれはじめる。
ドラマが恋愛(ラブ)ストーリーなら、映画はいろいろな形の愛のストーリーだったのかなと思いました。

観賞後、それなりにハッピーエンドで救われました。。。が、なんだか腑に落ちない。何だろう?とずっと考えていました。
腑に落ちない理由。それは


   あまりにも、『ご都合主義的女性の夢』な、お話だと思ったから。
少女漫画原作で、ヒロイン本位の展開は、うなずける。(あっちなみに自分、少女漫画大好き)
でもね、この映画だけでは『傷ついた自分を、どんな時も、いつまでも、どんなに離れていても受け入れてくれる彼』にしか見えない。
甘くないですか?それじゃあまりにも、彼が振り回されすぎてません?何年も連絡とってなくて、自分は婚約までしてて、破談になって生還したとたん、大悟の愛を受け入れる。
そんな半端な気持ちで結婚されてたら、正直婚約者はタマリマセンよ。
「だって、本当に好きだったのは彼だけだったから。。。」でしょう?
でも、そんな経緯、映画の中で表現出来てた?(ドラマでは有りました)
そう考えたら、大悟の「今度は俺を幸せにして」の素敵なはずのセリフも、「今まで散々君に尽くしてきたんだから、そろそろ返してくんない?」と言う心の声が聞こえてきて仕方が有りません。
そもそも、『永遠の約束・いつまでも待っていてくれる人』は女性の夢なのかも知れませんが、この映画では自分は受け入れ不可でした。

。。。。。そう思えてしまう自分は、『男性思考』なんだろうか。。。。
と言う訳で、評価は藤村志保さんの力技に感服しての  △(かなり×寄りです)
この映画で感動した人も、そうでない人も、是非是非『ドラマ・砂時計』を観賞して下さい。
今はDVDも出てますから
♪さて自分は『コミックス・砂時計』を今度こそ読破しようと思います。


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日月水音
2008.05.05 (22:02) + URLEDIT
re-editor様 わ~わざわざすみません。
有難う御座います。

もとが長い、お話ですから無理部分が出てくるのは仕方がないのですがね。
実は、今はマイナス批評しちゃってますが、もう数年経ってから改めて観てみたい映画だったりします♪
『砂時計完全制覇』にむけて、原作漫画読破の野望をかかげてはいるものの。。。「読み始めたら止まらないかも」=「寝不足」の不安がよぎります(苦笑)
ドラマはお勧めですが、かなり『少女漫画&リリカルテイスト』なので映画の雰囲気が気に入った方には期待はずれかも。。。原作漫画読んで許容範囲だったら是非ドラマの方にも手を出してみてください♪(時間のある時に★)
re-editor(再編集人)
コメントありがとうございます。
2008.05.04 (02:52) + URLEDIT
コメントをいただき、ありがとうございます。
原作や(テレビ)ドラマで丁寧に描かれた物語を、映画にするのは本当に難しいですね。大人になってからの部分は、私にもよくわかりませんでした。
気になっていた原作漫画は読んでみようかな、と思っているところです。ドラマの方に手を出す勇気(時間)は今のところないのですが(映像で島根の風景を見たい、とも思いつつ)。


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